
抱えていた問題
- 当初はご子息への事業承継を検討していたものの、ご子息自身が経営者向きではないと考えており、事業承継が難しい状況だった
- 奥様にこれ以上負担をかけたくないという想いもあり、今後の経営をどのようにしていくか悩まれていた
- 家族経営であったため、譲渡後に経営者様やご親族が引退すると、事業所の人員基準を満たせなくなる可能性があった
相談事例
創業から約20年間、ご夫婦で事業を運営されてきた法人様からのご相談です。
親族内での事業承継が難しくなったことを受け、今後も事業を安定して継続していくため、第三者への事業譲渡という選択肢を検討されることになりました。売主様は、できるだけ早期の譲渡を希望されており、希望する譲渡価額やスケジュールに沿って、事業を引き継いでくれる譲渡先を見つけることが重要なポイントとなりました。
また、譲渡後も必要な人員を確保し、事業所を安定して運営できることも、譲受先を検討する上で大切な条件となっていました。そこで、売主様の希望条件を整理するとともに、譲渡後の運営体制まで見据えて譲渡先を選定する方針で、M&Aを進めることになりました。
解決方法
譲渡条件を初回面談で詳細にすり合わせ
売主様は早期の譲渡を希望されており、譲渡に対するビジョンもすでに明確になっていました。
そのため、初回面談の段階で希望譲渡価額やスケジュール、想定される課題について詳細にすり合わせを行いました。早い段階から条件や課題を明確にしたことでスピーディーに動き出すことができ、初回面談から20日以内に希望条件を満たす譲渡先候補を見つけ、トップ面談を実施することができました。
資金調達のトラブルにも迅速に対応
M&Aの終盤で、譲渡先企業様の資金調達に想定以上の時間がかかるという問題が発生しました。早期の譲渡を希望されていた売主様が不安を感じる場面もありましたが、譲渡先企業様と他の資金調達方法について迅速にすり合わせを行い、最短で資金調達ができるようサポートしました。
その結果、スケジュールへの影響を抑えながら、無事に成約することができました。
まとめ
後継者が見つからず、家族経営から第三者への事業承継を検討する場合、譲渡後の人員体制や事業所の運営を見据えたお相手選びが重要です。本件では、売主様の希望条件を初回面談から明確にし、スピード感を持って譲渡先候補を選定することで、初回面談から20日以内にトップ面談を実施できました。
譲渡後は、現職のスタッフが過去に退職したスタッフを呼び戻すほど働きやすい環境が整い、事業所は良好な状態で運営されています。また、売主様は経営から離れることで、これまで十分に取ることのできなかった趣味の時間を楽しんでおられます。
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よくある質問
Q. なぜ介護業界に特化したM&A会社に相談した方がよいのですか?
A. 介護事業は、サービス種別ごとに運営方法や制度、買い手が求める条件が異なるためです。
介護事業には、施設系、在宅系、居宅介護支援など、業態ごとに評価されるポイントが異なります。また、介護報酬制度や指定・許認可など、介護業界特有の知識も欠かせません。そのため、業界に特化した仲介会社に相談することで、業態や地域性に合った買い手とのマッチングが期待でき、譲渡後も職員や利用者が安心して事業を継続しやすくなります。
Q. 買い手となるのは、どのような企業ですか?
A. 介護事業の買い手は、介護事業者をはじめ、医療法人、調剤薬局、福祉関連企業など、事業の拡大や新規参入を目指すさまざまな法人です。買い手企業は、事業エリアの拡大、サービスの充実、人材確保、地域包括ケアの強化など、それぞれ異なる目的でM&Aを検討しています。
譲渡先を選ぶ際は、譲渡価格だけでなく、職員の雇用継続や利用者へのサービス継続、法人理念との相性なども重要なポイントです。CBヘルスケアでは、ご希望の条件や譲渡の目的を丁寧にお伺いしたうえで、最適な譲渡先をご紹介いたします。
Q. 介護事業を譲渡する場合、どのような流れで進みますか?
A. 介護事業のM&Aは、一般的に「ご相談・企業価値の把握」から始まり、「買い手探し」「条件交渉」「契約」「事業の引継ぎ」という流れで進みます。
主な流れは以下のとおりです。
①ご相談・ヒアリング
現在の事業状況や譲渡の目的、ご希望の条件をお伺いします。
②企業価値の把握・譲渡方針の検討
事業内容や業績、市場環境などをもとに企業価値を把握し、譲渡の進め方をご提案します。
③買い手候補の選定・マッチング
ご希望に合う買い手候補を選定し、秘密保持契約を締結したうえで情報を開示します。
④トップ面談・条件交渉
経営者同士で面談を行い、譲渡価格や従業員の雇用継続、事業承継後の運営方針などを協議します。
⑤最終契約・事業の引継ぎ
契約締結後、必要な行政手続きや引継ぎを行い、事業承継が完了します。
介護事業のM&Aでは、譲渡価格だけでなく、職員の雇用継続や利用者へのサービス継続、地域との関係性も重要なポイントとなります。そのため、早い段階から準備を始めることで、希望に沿った条件で譲渡できる可能性が高まります。
Q. 介護事業のM&Aは、成約までどのくらいの期間がかかりますか?
A. 一般的には、ご相談から成約まで半年~1年程度かかります。
当社では最短39日で成約した実績もありますが、案件の内容や買い手とのご縁によって期間は異なります。介護事業のM&Aは、買い手探しだけでなく、許認可制度への対応や契約手続き、職員・利用者への引継ぎなど、慎重な準備が必要です。そのため、「いつか譲渡を考えている」という段階でも、早めにご相談いただくことで、希望に沿ったスケジュールで進めやすくなります。
Q.手数料はいくらかかりますか
A. CBヘルスケアは完全成功報酬制です。
M&Aが成約するまで、着手金・中間金・月額顧問料・企業価値診断費用・交通費などの費用は一切かかりません。
成功報酬の金額は、案件の規模や収益性、立地などによって異なりますので、詳しくはお問い合わせください。
Q. オンラインでの相談や打ち合わせは可能ですか?
A. はい、オンラインでのご相談・お打ち合わせにも対応しております。
遠方の方や、お忙しい方でも、ご自宅や職場からお気軽にご相談いただけます。また、ご希望に応じて担当者が訪問し、対面でのご相談にも対応しております。お客様のご都合に合わせた方法でお打ち合わせを進めます。
Q. 相談したら必ずM&Aを進めなければなりませんか?
A. いいえ、ご相談いただいたからといって、必ずM&Aを進める必要はありません。現状の課題整理や企業価値の把握だけでもご相談いただけます。ご相談内容を踏まえ、M&A以外の選択肢も含めてご提案いたします。





