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認知症のスペシャリストへ~Part3~

公開日:
介護
# 高齢者住宅

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認知症とは(事例)

今までお話しさせていただきまして、大きな枠での認知症のご理解はしていただけたかと思います。では実際によくある症状から、どのように対応するのがいいのか検討できればと思います。例えば、「昼夜逆転」という言葉を耳にしたことがあると思います。わかりやすい言葉に置き換えると、「お昼に寝て、夜に起きる」という行動になります。こういった行動になる原因は、体内時計の機能低下や日中の活動量低下、不安感、内服薬の副作用等色々あると言われています。

対応は?

午前中に日光を浴びる、日中の活動量を増やす、医師や薬剤師に相談し内服調整を行う等、このようなことが一般的に対応として言われることだと思います。では本当にそれだけでいいのでしょうか?上記の中には本人の気持ちについての項目が無いのではないでしょうか?認知症だから・・・また忘れるから・・・ではなく、1番は本人の気持ちをどう作っていくかが重要だと思います。

スペシャリストへ

では「1番は本人の気持ちをどう作っていくか」とはどういうことか。介護施設の匂いについて皆さんどう思われますでしょうか?いい匂いのイメージでしょうか?臭いイメージでしょうか?皆さんにとって朝起きた時に気持ちがいい日とはどのような匂いや状況でしょうか?例えば、朝日が窓から注ぐ中で、パンの焼ける香ばしい匂い、珈琲のいい匂いがすると起きようと思いませんか?そういった些細なことから、本人が起きたい、起きようと思う心を作っていくことが重要ではないでしょうか?起きてほしいと思うことと本人が起きたいという気持ちを同じ方向に合わせていくことが、介護において本当に重要な点であり、本当のスペシャリストではないでしょうか?

最後に

最後までご覧になっていただきありがとうございます。私自身も元々特別養護老人ホームの介護職として福祉の世界に飛び込み、初めは介護₌介助として認識をしてしまっていた部分が大きくありました。経験を重ねていき、色々なことに目を向けられるようになりました。ご覧になられている方の中には、忙しくてそれどころではないという気持ちを抱く方もいらっしゃるでしょう。しかし、起きたくない方に起きてもらう時間(介助)と、起きようと思う方にかかる時間(介助)を珈琲メーカーをセットするだけで短縮できることもあります。忙しい時こそ介助の視点だけではなく、俯瞰的な視点で見直しができれば介助側、介助を受ける側にとっても良い時間に繋がるのではないでしょうか?ではまたお会いできることを楽しみにしております。

この記事を書いたコンサルタント

社会福祉法人にて一般介護職員、生活相談員の実績を積み、介護付き有料老人ホームにて主任に従事。入居者相談、職員管理、指導、請求事務と幅広い業務を経験したことを強みに、多面的な視点からのコンサルティングを実現できるように邁進中。

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