医療・介護・福祉業界の経営支援を行う株式会社CBコンサルティング(本社:東京都港区、代表取締役:藤本 進、以下 当社)は、2023年11月18日(土)14:00~16:30に薬局経営者および薬局経営に携わる方向けに「生き残る中小薬局経営の“あした”を考えるvol.6~調剤外部委託~」と題したオンラインセミナーを開催いたしました。
セミナーでは、当社 代表取締役・藤本 進による、調剤業務の一部外部委託に関するこれまでの議論の解説と、ファルメディコ株式会社 代表取締役社長・狭間 研至 氏による、対物業務の効率化に向けた手段の一つである調剤業務の一部外部委託に関する基調講演、さらには、狭間 研至 氏および元薬局経営者で、当社 コンサルティング事業本部 次長の村山 悠によるトークセッションが行われました。
セミナー概要
解説:「調剤業務の一部外部委託解禁、これまでの議論のまとめ」
演者:藤本 進(当社 代表取締役)
薬局業界では、これまで以上に地域連携や患者に寄り添うために、薬局・薬剤師一人ひとりの機能の高度化が求められています。対人業務の強化に向けた対物業務効率化のため、2022年6月に閣議決定された規制改革実施計画では、その手段の一つとして「調剤業務の一部外部委託」に関する検討事項が明記されたほか、それを踏まえ、厚生労働省における「薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ(以下 ワーキンググループ)」では、調剤業務の一部外部委託を実行する際の委託先基準や委託業務内容などについて検討が重ねられるなど、これらの動きは日々進展しています。
本プログラムでは、対人業務の強化が求められている背景や、その手段としてICTや薬局パートナー・調剤機器の利活用のほか、調剤業務の一部外部委託といった選択肢があること、さらには、調剤業務の一部外部委託に関するこれまでの議論の経緯と委託時の流れについて、藤本 進より解説いたしました。
藤本 進は、ワーキンググループにおいて、「薬剤の一包化や一包化された薬剤の確認、配送等、調剤業務の一部を外部委託する場合の安全性上のリスクとして、委託元の薬局から委託先の薬局に処方情報を伝達する際の情報伝達ミスや薬剤を一包化する際の処方情報の入力ミス等が考えられる」といった議論がなされたことを踏まえて、『地域において薬局・薬剤師が期待されている機能を発揮するためには、対物業務の効率化は必要不可欠であるものの、その安全性上のリスクをきちんと認識したうえで、対策を講じることも必要』とコメントしました。
『調剤業務の一部外部委託時のプロセス(イメージ)』

基調講演:「調剤業務の一部外部委託」
演者:狭間 研至 氏(ファルメディコ株式会社 代表取締役社長)
本プログラムでは、薬局・薬剤師が求められている専門性の発揮に向けた薬局パートナーの育成強化とともに、調剤業務のうち処方情報の入力や医薬品の取り揃え、会計等に代表される薬剤師以外でも対応可能な業務のタスクシフト、さらには、ICTや調剤機器の利活用、そして調剤業務の一部外部委託という手段を選択する必要性について、狭間 研至 氏より解説いただきました。
狭間 研至 氏は、『これまで以上に専門性の発揮が求められている薬局・薬剤師にとって、調剤業務の一部外部委託の実行は、調剤後の患者様へのフォローやアセスメント、医師へのフィードバック、ポリファーマシー対策等の対人業務の強化に繋がる』とコメントしました。さらには、『地域包括ケアシステムの実現に向けた対物業務の効率化は、薬局・薬剤師による在宅業務の強化・拡大、地域の医療・介護・福祉事業関係者との連携強化のほか、患者様へのセルフメディケーション支援等、健康サポート業務の強化等も期待できる』ことにも触れました。
トークセッション
演者:狭間 研至 氏(ファルメディコ株式会社 代表取締役社長)
村山 悠 (当社 コンサルティング事業本部 次長、元薬局経営者)
本プログラムでは、調剤業務の一部外部委託について、受託を検討する場合、委託を検討する場合、受託も委託も検討しない場合、の三つの視点から、必要な準備や条件等について、狭間 研至 氏と村山 悠によるトークセッションが行われました。
トークセッションでは、『中小薬局も受託を検討できるのか』、『受託を検討する場合はどのような準備が必要か』という問いに対し、狭間 研至 氏は、『中小薬局も受託を検討することは可能である一方で、委託元の薬局に選ばれるために、薬局の強みを磨くこと、新たに創出すること、そのような準備は今からしておくべきであるとともに、ある程度の情報開示も必要』とコメントしました。また、『調剤業務の一部外部委託を選択しない薬局は今後どうなっていくか』という問いに対し、『調剤業務の一部外部委託は、あくまで対物業務の効率化を図るための一選択肢であって、必ず選択しなければいけないというわけではない。今後の薬局経営において、対物業務の効率化は必要不可欠であるものの、それをICTや薬局パートナー、調剤機器の利活用をもって実現させる薬局もあれば、調剤業務の一部外部委託で実現させる薬局も出てくるだろう』とコメントしました。
さらには、当日セミナーに参加された方から寄せられた質問のうち、「調剤業務の一部外部委託とオンライン服薬指導との関係性」について、狭間 研至 氏は『外部委託の範囲が一包化以外に拡大されれば、高い親和性が期待できると推測する』とコメントしました。
セミナー総括
セミナーには、薬局経営者および薬局経営に携わる方109名が参加されました。当社が実施した参加者アンケートで「外部委託解禁へのスタンス」を聞いたところ、『前向き』と回答した方が84名中37名(44.0%)で最も多く、『うしろ向き』と回答した方は最も少ない8名(9.5%)という結果になりました。参加者からは、『調剤業務の一部外部委託により薬剤師の業務効率化につながり、服薬指導の質の向上や医師・看護師などの時間の創出、ひいては医療サービスの質の向上につながる』といった感想が寄せられました。

株式会社CBコンサルティング 概要
| 代表取締役 | 藤本 進 |
|---|---|
| 設立 | 2017年4月 |
| 所在地 | 〒105-0013 東京都港区浜松町1-18-16 住友浜松町ビル5階 |
| URL | https://www.cbconsulting.co.jp/ |
お問合せ先
広報・取材に関するお問合せ先
株式会社CBホールディングス 広報担当 岩本
E-MAIL:ml-planning@cb-hd.co.jp
TEL:03-6435-8672
セミナーに関するお問合せ先
株式会社CBコンサルティング 営業企画部 営業企画室
E-MAIL:Info-cbc@cb-hd.co.jp
TEL:0120-978-725
CBコンサルティングへのお問合せ先
株式会社CBコンサルティング
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以上