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事業展開のために信頼できるデータとは?

更新日:
薬局
# 戦略コンサルティング

いきなりですが、問題です。

『次のうち今後の事業展開のために一番相談をしたい人は?』

  • A.村の長老(社内の役職の方、と考えてください)
  • B.占い師
  • C.30年後からタイムマシーンでやってきた未来人

本コラムでは、薬局経営にも大きな影響を及ぼす確実性が高い予測(データ)について解説していきます。

何を信頼すればいいのか

先程の質問の回答で、ほとんどの方がCだったのではないでしょうか。私たちから見て、1年後何があり、10年後何が起こって、30年後はどうなっているかを全部知ってますからね。しかし、Cは現実的ではないからAやBに相談することになると思います。とは言っても、過去のことなら分かるAや、根拠が不明なBの助言だけでは行動は起こせないですし、不安も払しょくできません。このような状況は、薬局経営にも当てはまると思いませんか?将来的には厳しくなると言われている、だけど、それがどこまでかが分からない、予測も信頼できない。だから、なかなか動けない。もしかしたら未来人に「門前のクリニックの先生、3年後辞めちゃうよ」と言われれば、出店しないかもしれませんが、未来人が未来を教えてくれなくても確実性が高い予測があるのです。

信頼できるもの

人口推計

薬局経営にも大きな影響を及ぼす予測、それは「人口予測」です。国や市町村が出している、20年後には20代が何人いて65歳以上が何人という、人口予測です。未来人がやってきて「2040年のオリンピックはまた東京だよ」と言われれば驚きますが、「この赤ちゃんの2040年時の年齢は20歳だよ」と言われても、驚きませんよね。つまり、人口推計は、すでに生まれている人の将来の姿でしかないので、非常に確率の高い予測というわけです。ちなみに、日本の人口推計は、「コーホート要因法」という方法で計算されます。これは、「各年代の死亡率」「出生率」「転出入」を基に計算されます。出生数は若い女性が増えない限り大きく変わりません。転出入も大挙して移民が押し寄せるなど、若干の変動はあったとしても大きく変わることは考えられません。特に、高齢者に関しては、出生数も移民もほとんど関係しませんから、高齢者数の推計は非常に確率が高いということです。医療費の6割を高齢者が使っていることを考えると、人口予測データほど薬局にとって今後の軸となるデータはありません。おそらく、ここまで読んでいただいた貴方も、自身の市町村の将来人口推計は見たこともあるかと思います。でも、20年後、30年後は実感がなかったのではないでしょうか?ぜひ、再度、将来人口推計を見てみてください。20年後、30年後の姿が、現実に来る未来だと感じられるはずです。そうすると視点が変わり、日々の行動が変わり、息の長い経営ができるはずです。 身近なデータも実は重要なデータだということを感じていただき、これからの経営のヒントになれば幸いです。

この記事を書いたコンサルタント

中小企業診断士、社会保険労務士試験合格、宅地建物取引士試験合格。カナダのビジネススクール卒業後、海外教育機関にて勤務、留学支援事業の立ち上げ・運営を経験。2015年にCBグループへ入社。医療介護業界に特化した多角化経営コンサルティングを数多く担当。
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