
コロナ禍の中では外出がしづらく、社内、店舗内で過ごされる時間も多いのではないでしょうか。動きにくい時期だからこそ、行動する薬局とそうでない薬局に大きな差が生まれます。
このコロナ禍の中でもできることとして、
- 日々の業務の見直し
- 勉強、自己研鑽
- 事業展開構想
上に挙げた例の中でも「日々の業務の見直し」は、こんな状況だからこそ進められるものです。通常であれば、忙しく後回しにしてしまうことかと思います。ただ真剣に取り組めば結果は比較的早く出ます。
今回はこの業務の見直しのヒントとなる事例をご紹介いたします。
業務改善事例)「人が足りない」は本当か?
支援に入った法人(介護事業)にて「人員が足りない」というご相談を受けました。現場から「人が足りないから補充してほしい」という声が出ているとのことです。「人員が足りない」が真実なのか。経営にも影響を及ぼす領域のため、この業務課題を検証するために調査を行いました。現場を観察し、どんな作業にどの程度の時間を使っているかデータを取ります。その結果、なんと、業務の半分近くは「ものを探す」か「人を探す」かに使われていることが分かりました。つまり業務の半分は、利用者への価値提供にはつながっていなかったということです。当然この状態で人員を増やしても人件費に見合う売上にはつながりません。確実に経営を圧迫します。業務改善の【5Sの実施】
この業務課題に対して取った行動は【5Sの実施】です。5Sとは、- 整理:不要なものは捨てる
- 整頓:使いやすく並べる
- 清掃:きれいに掃除し、併せて点検する
- 清潔:きれいな状態を保つ
- しつけ:きれいに使うよう習慣化する
- 業務改善につなげるノウハウを用いる
- かなりの時間と労力を投入する
- 徹底してやりあげる
- 施設内の共有部分に監視カメラと各フロアーにモニターの設置
- 各スタッフが遠距離でも話せるようインカムの導入
【5Sの実施】した結果
これらのおかげで、ものや人を探す業務が大幅に減り、業務効率化を達成することができました。当然、人員不足の声は出なくなり、さらには業務に余裕が生まれ、職員に自ら業務改善に取り組む姿勢も出てくるようになりました。人件費を増やさずに、こういった業務改善はどんな職場でも実現可能です。この状態で人員を増やせば、その生産性は大きく変わってくることでしょう。まとめ
改めてまとめますと、ポイントは以下の2点です。- 問題の真実を把握すること
- その対策を徹底して行うこと




